先日の研究会「空き家再生スイッチ 空き家がはぐくむひととまち」で事例として紹介された尾道へと視察に行きました。尾道は瀬戸内海に面する港町で、海から山へと続く斜面地の町並みが大きな特徴です。小路の入り組む斜面地は資材を運ぶのが特に大変で、家を建てたり維持管理するのが困難な立地です。
そのため放置されたままの空き家が問題となっていました。
空き家再生活動のきっかけになったのが通称尾道ガウディハウス。尾道における空き家再生のシンボルとなっている建物だそうです。
少しずつ手を加えながら、時間をかけて再生されていました。
主婦や尾道空き家再生プロジェクトの寄合い所となっている北村用品店。井戸端会議から新たなプロジェクトが立ち上がったりもするまちづくり拠点。
視察の順番としては前後しますが、こちらは光明寺會舘内部。Artist in Residence通称AIR Onomichiの活動拠点となっています。
ものづくりの活動拠点「三軒家アパートメント」。
憩いの場・空き地公園
尾道ゲストハウスあなごのねどこ。奥が宿泊できる棟で、手前にあくびカフェが併設されています。
他にもいくつかのところを視察したり宿泊したのですが、多様な人が集まる場所が各所にありました。自然と交流が生まれ、そこから新たなプロジェクトが立ち上がっていくようなダイナミズムを尾道に感じることができました。次回尾道を訪れる際には、また色んな動きが出ているのではないでしょうか。楽しみにしておきたいと思います。
NPO尾道空き家再生プロジェクトでは、訪れた数多くの物件やプロジェクトについて紹介されています。こちらもぜひご参考にされてみてください。