べんがら柿渋塗りワークショップのご参加ありがとうございました


写真:佐々木 直樹、編集:柴尾 悠

 

12月1日に丸林本家行われたべんがら柿渋塗りワークショップ、盛況に終わることができました。

 

柿渋塗りの詳しい手順が気になる方は、ご参加いただいたKさんのブログで大変詳しく書いていただいていますのでご参照下さい。Kさん、どうもありがとうございます。
http://kusennjyu.exblog.jp/19085528/ 

 

職人さん、建築士、高校生、大学生、近隣市町村の方、ALTの先生、新聞記者、移住予定の方、隣近所の住民等、多様な方にご参加いただき、大変楽しい会となりました。会の楽しみ方も人それぞれ。黙々と柿渋塗りに熱中する人、初対面の人とおしゃべりする人、久しぶりの再会を喜ぶ人、英語での会話に恥ずかしがる人、町並みのことをヒアリングする人…こんな素敵な会に携わることができて非常に嬉しいです。

 

今後も丸林本家中棟では町家のメンテナンスや町家暮らしに関するワークショップやイベントを開催したり、日常的にもふらっと気軽に立ち寄れるような場所にしていきたいと考えています。現在少しずつ準備を進めていますので、楽しみにしていてください。情報はFacebookでも発信していますので、そちらもどうぞ。

 

八女町家ねっとのFacebookページ https://www.facebook.com/yame.machiya

 

木造建築学科「丸林本家・べんがら柿渋塗りワークショップ」


(写真をクリックでpdfが開きます) 

 

来たる12月1日、べんがら柿渋塗りワークショップを行います。町家の茶色っぽい木部は、柿渋にべんがらを混ぜた塗料で塗られたものです。木に柿渋を塗るのは、防腐や防水を施すためです。町家では目安として1年に1度程度の割合でメンテナンスを行います。どなたでもご参加できます。お気軽にお越し下さい。

 

べんがら柿渋塗りワークショップ

日 時:12月1日(日)9:00~13:00
住 所:八女市本町264 丸林本家中棟 (うなぎの寝床の隣)
持 物:昼食用のお弁当、作業用の服装(柿渋のシミは一度付くととれません)
駐車場:正福寺駐車場(この日限り、特別にお借りします)
連絡先:info(at)yame-machiya.net / 070-5690-1471
主 催:八女文化振興機構・八女町家再生応援団 

 

昔から暮らしの中で行われてきた柿渋塗り。建物を維持する ために、べんがら(弁柄)とかきしぶ(柿渋)を調合し、木 部分に塗り重ねます。町家暮らしを少しだけ体験できる機会。 ご参加お待ちしています。

 


大きな地図で見る

尾道の空き家再生事例を視察

 

先日の研究会「空き家再生スイッチ 空き家がはぐくむひととまち」で事例として紹介された尾道へと視察に行きました。尾道は瀬戸内海に面する港町で、海から山へと続く斜面地の町並みが大きな特徴です。小路の入り組む斜面地は資材を運ぶのが特に大変で、家を建てたり維持管理するのが困難な立地です。

そのため放置されたままの空き家が問題となっていました。

 

空き家再生活動のきっかけになったのが通称尾道ガウディハウス。尾道における空き家再生のシンボルとなっている建物だそうです。

少しずつ手を加えながら、時間をかけて再生されていました。

 

主婦や尾道空き家再生プロジェクトの寄合い所となっている北村用品店。井戸端会議から新たなプロジェクトが立ち上がったりもするまちづくり拠点。

 

視察の順番としては前後しますが、こちらは光明寺會舘内部。Artist in Residence通称AIR Onomichiの活動拠点となっています。

ものづくりの活動拠点「三軒家アパートメント」。

 

憩いの場・空き地公園

尾道ゲストハウスあなごのねどこ。奥が宿泊できる棟で、手前にあくびカフェが併設されています。

 

他にもいくつかのところを視察したり宿泊したのですが、多様な人が集まる場所が各所にありました。自然と交流が生まれ、そこから新たなプロジェクトが立ち上がっていくようなダイナミズムを尾道に感じることができました。次回尾道を訪れる際には、また色んな動きが出ているのではないでしょうか。楽しみにしておきたいと思います。

 

NPO尾道空き家再生プロジェクトでは、訪れた数多くの物件やプロジェクトについて紹介されています。こちらもぜひご参考にされてみてください。

空き家再生スイッチ第2回「空き家が育むひととまち」終了しました。

 

空き家再生スイッチ第2回はNPO法人尾道空き家再生プロジェクトの理事である片岡 八重子さんにお越しいただき、斜面地を中心とした尾道の空き家再生事例を数多くご紹介いただきました。空き家再生に多種多様な人が関わり、斜面地や細い路地といった空き家再生に対するハードルを、人の頭と手と少しのお金を使って乗り越えている印象を受けました。

 

後半は有明高専の加藤浩司さんとトークセッション。参加者からの質問を受けながら、尾道や八女福島の空き家再生の手法の違いや、NPOの事業運営、いま直面している問題等々、色々な角度から話しを深めていきました。

 

八女においても参考になることは多く、課題解決の過程で事業化していきながら専従で課題に向き合っていく人を育てていくという姿勢は特に参考にしていきたいと思います。空き家再生スイッチ第3回は来年になります。今回同様に片岡八重子さんにお越しいただき、再生の難しい大型の空き家の再生について話しを深めていく予定です。八女郡役所も大型の空き家としていくつかの課題を抱えている建物ですので、再生の推進力にしたいと考えています。どなたでも参加可能ですので、ぜひお越し下さい。

 

空き家再生スイッチ第3回

日時:2014年1月26日(日)14:00-17:00

場所:このみ園(八女市本町126)

会費:500円(旧八女郡役所 瓦代として)

 

映画「まちや紳士録」地域上映のご案内

八女福島を舞台にした記録映画「まちや紳士録」を全国にて上映展開しております。八女福島の町並み保存の取り組みが、全国のまちづくり団体・個人にとって何かの参考になれば幸いです。


詳しくはまちや紳士録のホームページをご覧ください。
まちや紳士録のホームページはこちらです。